餃子の王将に入ったつもりが、大阪王将だった。人は見たいものしか見ていない
「餃子、いつもの味と違うな」
そう思いながら、もう一度メニューを見ました。
チャーハンも、ラーメンも、見慣れているようで少し違う。
そこで初めて、店名を確認しました。
餃子の王将だと思って入ったら、大阪王将でした。
「王将」の文字しか見ていなかった
その日は、無性に餃子が食べたい気分でした。
街を歩いていると「王将」の看板を発見。
私は何の疑いもなく、
「餃子の王将があった」
と思い、そのまま店内へ入りました。
席に座ってメニューを開くと、どことなく違和感があります。
「店舗によってメニューが違うのかな」
最初は、その程度にしか思っていませんでした。
しかし、メニューや店内をよく見ると、そこに書かれていたのは、
大阪王将。
「餃子の王将と違うやん」
店に入ってから、ようやく気づきました。
餃子の王将と大阪王将は別のお店
「餃子の王将」と「大阪王将」。
どちらも店名に「王将」が入り、餃子やチャーハン、ラーメンなどの中華料理を提供しています。
そのため、同じ系列や似たお店だと思っている人もいるかもしれません。
しかし、実際には別のお店です。
関西では、どちらの看板も目にする機会があります。
それなのに私は、「王将」という二文字だけを見て、勝手に餃子の王将だと思い込んでいました。
人は、自分が見たいものだけを見る。
まさか餃子を食べに来て、そんなことを実感するとは思いませんでした。
違うと分かっても、餃子は食べたい
餃子の王将ではないと気づいたものの、すでに席に座っています。
そして何より、私は餃子を食べる気満々でした。
「まあ、大阪王将にも餃子はある」
気持ちを切り替えて、餃子と料理を注文しました。
運ばれてきた餃子をひと口食べると、
「これはこれで、おいしい」
と思いました。
最初に予定していたお店とは違いましたが、餃子を食べたいという目的は無事に達成。
結果的には、満足して店を出ました。
「思っていたのと違う」は、悪いことなのか
仕事でも恋愛でも人間関係でも、
「思っていたのと違った」
と感じることがあります。
想像していた仕事ではなかった。
期待していた反応が返ってこなかった。
予定していた未来とは違う方向に進んでしまった。
そんなとき、私たちはすぐに、
「失敗した」
「選択を間違えた」
と考えてしまいます。
でも、餃子の王将だと思って大阪王将に入ったように、予定と違う場所に入ったからこそ、知ることができる味もあります。
思っていたものと違ったとしても、それが必ずしも間違いとは限りません。
まずは、その場所にどんな良さがあるのか、少し味わってみてもいいのかもしれません。
看板は最後まで読もう
とはいえ、次からは入店前に看板をきちんと確認しようと思います。
「王将」という文字だけで判断せず、
「餃子の王将」なのか、
「大阪王将」なのか、
最後まで読む。
分かっているつもりでも、思い込みは意外と強いものです。
餃子を食べに入っただけなのに、先入観や決めつけについて考えさせられました。
餃子の王将だと思って入ったら、大阪王将だった。
思っていた王将ではなかったけれど、餃子はおいしかった。
人生も案外、そのくらいの気持ちでいいのかもしれません。
予定と違う場所に着いてしまったときは、すぐに失敗と決めつけず、まずは目の前の餃子を食べてみる。
新しい発見は、そんな小さな勘違いから始まることもあります。






