「先生、藁人形ってどこで買えるんですか?」調べたらAmazonにもあって驚いた占い師の話
「先生、藁人形って、どこで買えるんですか?」
占い師をしていると、
恋愛や仕事だけではない相談が突然飛び込んできます。
そして私はその日、
まさか藁人形の販売事情まで知ることになるとは思っていませんでした。
ある日、年配のお客様とお話をしていたときのことです。
恋愛でもない。
仕事でもない。
金運でもない。
しばらくお話をしたあと、
その方が少し真剣な表情でこう言いました。
「先生、藁人形って、どこで買えるんですか?」
一瞬、
私は聞き間違えたのかと思いました。
藁人形。
ドラマや映画の世界では聞く言葉ですが、
実際の鑑定で尋ねられるとは思っていませんでした。
そこで私はまず、
「どうされたんですか?」
と聞いてみました。
すると、
長い間どうしても許せない人がいること、
何年経っても腹立たしさが消えないこと、
思い出すたびに悔しくなることを話してくださいました。
なるほど。
藁人形そのものが欲しいというより、
行き場のない怒りがそこまで膨らんでいたのです。
気になって調べてみたら、普通に出てきた
鑑定が終わったあと、
私も少し気になって調べてみました。
すると――あるんですね。
藁人形、
ネット通販で普通に出てくるんです。
Amazonでも関連商品が見つかって、
「いや、売ってるんかい」
と、思わず心の中でツッコんでしまいました。
占い師をしていると本当にいろいろな相談がありますが、
まさか藁人形の販売事情まで知ることになるとは。
もちろん、
「じゃあ買って呪いましょう」
という話ではありません。
むしろ私が気になったのは、
なぜ、その人をそこまで許せないのか。
そこでした。
占い師は「呪う方法」を教える仕事ではない
「そんなこと考えたらダメですよ」
と正論を言うのは簡単です。
でも、人間ですから腹が立つこともあります。
裏切られれば悔しい。
理不尽なことをされれば憎くなる。
何年経っても忘れられない言葉だってあります。
占いだからこそ、
私はそういう感情まで否定したくありません。
怒りも、嫉妬も、恨みも、
まずは「そう思ってしまう自分がいる」というところから見ていきます。
本当に苦しかったのは、相手だけではなかった
話を聞いていくと、
少しずつ本当の気持ちが見えてきました。
その方が苦しんでいたのは、
相手そのものだけではありませんでした。
「あのとき言い返せなかった」
「何もできなかった」
「自分だけが損をした気がする」
そんな思いがずっと残っていたのです。
人を恨んでいるように見えて、
実は過去の自分に怒っていることがあります。
だから鑑定では、
「その人がどうなるか」
ではなく、
「これから自分がどう生きれば、その人に人生を支配されなくなるのか」
を一緒に考えていきました。
藁人形より、自分の人生にエネルギーを使う
誰かを恨み続けていると、
その人が目の前にいなくても、ずっと自分の中に居座り続けます。
それって、
少し悔しくないですか。
嫌いな人のために時間を使う。
嫌いな人のために気持ちを乱す。
嫌いな人のために藁人形まで探す。
だったら、
そのエネルギーを少しずつでも自分の幸せに戻したほうがいい。
占いは、
誰かを不幸にするためのものではありません。
過去は変えられなくても、
「これから自分がどう生きるか」
を考えることはできます。
「こんな相談でもいいの?」と思うことほど話してほしい
占い師をしていると、
本当にいろいろな相談があります。
「彼は私を好きですか?」
「転職したほうがいいですか?」
「夫婦関係を続けるべきですか?」
そして、ときには、
「藁人形ってどこで買えますか?」
という相談まで。
一見すると少し怖く感じる言葉でも、その奥には、
悔しい。
悲しい。
許せない。
そんな、
とても人間らしい気持ちが隠れていることがあります。
藁人形を探していたはずなのに、
帰るころには、
「ちょっと気持ちが軽くなりました」
そう言ってもらえる。
私は、
そんな鑑定をこれからも大切にしていきたいと思っています。
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