星 叶夢
星 叶夢(ほし かなむ)
ほしよみ堂大阪梅田店所属
波瀾万丈人生 第二章〜私は、どうしたらええの?〜
私は、どうしたらええの?①
何処から見ても、誰が見ても怖い人達
「私は、どうしたらええの?」
この一言を口に出して、誰かに相談していれば良かった
今さらながら、そう思います。
私はずっと、
「なんとかなる」
「私は大丈夫」
そう思って生きてきました。
でも、本当は大丈夫じゃない時もあったのです。
きっと、守られているのでしょう。
私は不思議なご縁に何度も助けられてきました。
入院中に出会ったおばちゃん達もそうでした。
前回、
クレジットカードの支払いができなくなり、リボ払いを使い始めたところまで書いています。
毎月払って行けるから、なんとかなった。
そんな気がしていたのです。
でも、
払っても払っても、金額は減りません。
それどころか、
気がつけば借金は膨らんでいました。
そして――
私の名前で借りられるところから、とにかく借りる
夫が使ったお金も全て支払うを繰り返していたのです。
そんなある日。
一枚の広告が、自宅に投函されていました。
簡単に借りられる。
借金をまとめることもできる。
今なら、
「ちょっと待て」
と思います。
でも、当時の私は世間知らず。
即、電話しました。
難波の喫茶店で会おうと言われたのです。
私は幼い娘を連れて向かいました。
そこにいたのは、
見るからに強面の男性が5人ほど
ここで、
「ヤバい」
と逃げるのが普通なのかもしれません。
ところが私は、
怖くありませんでした。
なぜなら――
私には、少し変わった「耐性」があったのです。
話は、私が初めて就職した頃まで遡ります。
私が勤めた会社は、老舗の同族会社でした。
社員も20人以上いました。
ところが、
会社が倒産。
そのうえ、
社長一族が夜逃げ
すると会社には、
次から次へと、
見るからに怖そうなおじさんやお兄さん達が集まってきました。
後輩達は、出勤しなくなりました。
さて。
私は、どうしたと思いますか?
逃げた?
休んだ?
いいえ。
気合いを入れてメイクして、
縦縞のスーツにピンヒールで出社しました。
なんでやねん(笑)
小娘が逃げもせず、
妙に気合いを入れて出社してくる。
それが面白かったのでしょうか?
なぜか、とても可愛がってくれるのです。
そして私は、
親分さんとしか話をしませんでした。
これにも理由があります。
中学生の頃、
とても綺麗な不良少女の友人がいました。
たまに学校へ来ると、私と仲良く話をしていました。
彼女は私のことを、
「根性が綺麗。」
と言ってくれました。
私は?
彼女が綺麗だから好きでした(笑)
その彼女と偶然再会した時、
彼女は夜の仕事をしていました。
そして私に、こんなことを教えてくれたのです。
「雑魚を相手にするな。」
「話をするなら、親分と直接話せ。」
もちろん当時は、
まさか自分がその教えを実践する日が来るなんて思っていません。
人生、何が役に立つか分からないものです(笑)
私は元々、大阪支店勤務で採用
自宅も大阪市内
ところが倒産騒動の舞台となった本社は、大阪狭山市
通勤にも時間とお金がかかります。
そんな私を見かねたのでしょうか。
おそらく、その中でも立場が上だった親分さんが、
「事務所が、大阪市内だから」
と、運転手付きの車で
私の便利な所まで、送ってくれるようになりました。
そして、
「俺はこんなんやけど、兄貴はカタギで会社を経営してる。就職に困ったら連絡しておいで」
電話番号を渡されました。
別の親分さんからも、
「電話しておいで。遊びに連れて行ったる」
また電話番号Get(笑)
当時、私は今の夫とすでに付き合っていました。
一度、夫が電車で迎えに来たことがあります。
どこで見ていたのでしょう?
親分さんから、
「しょうもない男と付き合うな」
と言われました。
そして、なぜか、
「極妻に向いている」
とスカウト?されました(笑)
そんな中、
親分さん以外で唯一、話をした人がいます。
どう見ても普通のサラリーマンのおっちゃん。
ところが聞けば、
見習中とのこと?
いろいろ事情があるのでしょう。
ある日、そのおっちゃんが、
私にこっそり話しかけてきました。
「絶対に電話したらあかんで!」
「遊びに連れて行ったる」
そう言ってくれた親分さんのことでした。
もちろん、
言われなくても電話はしません(笑)
そして、この経験から何年も経ったある日。
私は幼い娘を連れて、
難波の喫茶店にいました。
目の前にいる人達の事が
怖くなかったのです。
そして、
この時の私はまだ知りませんでした。
自分が電話をかけた相手が――
【闇金】だったことを。
さて。
私は、どうしたらええの?
この先、どうなったのでしょう。
火曜サスペンスになるのでしょうか?
もちろん、
全部、実話です
続きは、また(笑)
ほしよみ堂大阪梅田店 星 叶夢






