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美月マーシャ

「この柄、好き」から広がった世界|アイヌ文様から知る、文化と好奇心

 

今年5月に函館を訪れたとき、

アイヌ文様のミニタオルを買いました。

 

独特の曲線や、

色の組み合わせ。

 

見た瞬間に、

「これ、好きだな」

と思ったんです。

 

その頃は、

全然アイヌ文化について知りませんでした。

 

でも、

文様や刺繍の雰囲気には、

なぜか惹かれました。 

 

東京に戻ってからも、

そのミニタオルがお気に入りのアイテムになりました。

 

この夏また北海道へ行くにあたり、

 

「今度はアイヌ文化について、

もう少し知ってみたい」

と思いました。

 

そもそも私は、

なぜアイヌ文様に惹かれたんだろう。

 

アイヌ文化には、

森羅万象に

『カムイ』と呼ばれる存在が宿るという

考えがあるそうです。 

 

人間だけが中心にいるのではなく、

自然の営みの中に人もいる。

そして、

文字を持たなかったアイヌ民族は、

語りや歌、踊り、

刺繍や彫刻などを通して、

その世界観を伝えてきました。

 

文様には、

魔除けの力があるとも考えられていたそうです。

 

子どもの頃から文様に慣れ親しみ、

伝統的には、

男性は彫刻、

女性は刺繍の技術を

身につけてきました。

 

そして、

衣服や道具など、

暮らしのさまざまなものに

伝統文様を施してきたそうです。

 

こうして見ると、

アイヌ文様は、

ただの飾りではないんですよね。

 

その背景を知ると、

ますます興味がわいてきます。

 

刺繍について調べていて、

特に印象に残ったこともあります。

 

刺繍の終わりに玉結びをせず、

糸を布の中に収める技法もあり、

裏側まで美しく仕上げられるのだそうです。

 

そこには、

布や糸を粗末にしないという

考え方も表れているそうです。 

 

そういう背景を知って、

惹かれた理由が、

少しわかった気がしました。 

 

文様の美しさだけではなく、

こうした考え方にも、

共感したのだと思います。 

 

最初はただ、

「この柄、いいな」

だったのに、

 

そこから、

知らなかった世界が

どんどん広がっていきました。

 

こういう興味の広がり方って、

おもしろいですよね。

 

最初から、

「アイヌ文化を勉強しよう!」

と意気込んでいたわけではありません。

 

入口は、

お土産で見つけた文様でした。

 

好きだから気になる。

気になるから調べる。

 

すると、

歴史や文化、

その土地で受け継がれてきた考え方まで

知りたくなってくる。

 

教養を深めるというと、

本をたくさん読んだり、

難しいことを勉強したりするイメージもあります。

 

でも、

入口はもっと気軽でもいいんですよね。 

 

ひとつ気になったことから、

今まで知らなかった世界につながる。

 

そんな知り方も、

私は好きです。

 

40代になると、

それなりに経験も増えて、

「それは知ってる」

「だいたいこんな感じ」

で済ませられることも増えます。

 

でも、

知らないことは、

まだまだたくさんあります。

 

「これ、なんだろう」

「もう少し知りたい」

 

そんなふうに、

興味を持ったことを

もう少し深く知ってみる。

 

これからも、

そういう楽しみを

増やしていきたいです。

 

 

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原宿ほしよみ堂所属占い師

美月マーシャ

 

役割を脱いで、本音を着る。

自分らしい幸せを、整える。 

 

ロシアで出会った女性たち、

日本茶や季節のこと、

暮らしの中でふと感じた気づきを綴っています。

 

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