「おめでとう」が言えない夜もある――推しの結婚で泣く私は、おかしいですか?
推しが結婚した。
祝福したいのに、胸が苦しい。
画面に並ぶ「おめでとう」の言葉を見て、
自分だけが取り残された気がした。
そんな自分を
「心が狭い」「本当のファンではない」と責めていませんか。
でも、
ショックを受けるのは決しておかしなことではありません。
失恋ではないのに、なぜこんなに苦しいの?
推しと現実に付き合っていたわけではない。
自分が結婚できると思っていたわけでもない。
それでも涙が出ることがあります。
それは、推し本人だけでなく、
推しと一緒に思い描いていた「未来」が
突然変わったように感じるからです。
ライブへ行く予定、
次の作品を待つ時間、
SNSで姿を見つけた瞬間の喜び。
つらい日に推しの言葉や笑顔に救われたこともあったでしょう。
推しは、
単なる芸能人ではありません。
日常を頑張る理由であり、
心の中にある大切な居場所です。
だから結婚という大きな発表によって、
その居場所の景色が変わったように感じるのです。
これは「勝手な嫉妬」ではなく、
大切にしてきた時間が動いたことへの戸惑いなのかもしれません。
「祝福できない私はファン失格」と思わなくていい
発表直後から、
笑顔で祝福できる人もいます。
一度泣いてから受け入れる人もいます。
しばらく推しの顔を見られなくなる人もいるでしょう。
どの反応が正解ということはありません。
気持ちは、
スイッチのように簡単には切り替えられないものです。
「推しが幸せなら私も幸せ」と、
無理に思い込む必要もありません。
祝福と寂しさは、
同時に存在できます。
「幸せになってほしい。
でも、今は寂しい」
その矛盾した感情こそ、
あなたが真剣に推してきた証です。
きれいな感情だけに整えなくてもいいのです。
苦しいときは、少し離れてもいい
SNSを見るたびにつらくなるなら、
数日間見ないようにしても構いません。
結婚に関する投稿をミュートしたり、
グッズや写真を一度しまったりすることも、
自分の心を守るための立派な選択です。
すぐに答えを出そうとせず、
「今はショックを受けているんだな」と、
自分の気持ちをそのまま認めてあげてください。
推し続けるのか、
少し距離を置くのか、
応援の形を変えるのか。
それは落ち着いてから決めればいいことです。
推し活は義務ではありません。
自分を苦しめてまで続けるものでもないのです。
推しにも、あなたにも、それぞれの人生がある
推しが結婚しても、
これまで受け取った勇気や喜びまで
消えるわけではありません。
あなたが救われた夜も、
笑顔になれた瞬間も、
本物です。
そして推しに人生があるように、
あなたにもあなたの人生があります。
今回の出来事は、推しを失う日ではなく、
自分にとって「推す」とは何だったのかを
見つめ直す節目なのかもしれません。
今日すぐに「おめでとう」と
言えなくても大丈夫。
泣いて、
戸惑って、
少し離れて、
それでもまた応援したいと思えたなら戻ればいい。
戻れなかったとしても、
これまでの愛情が嘘になるわけではありません。
ショックを受けるほど、
あなたは本気で誰かを応援してきたのです。
だから今夜くらいは、
推しではなく、
傷ついている自分の心を一番に推してあげてください。
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