ブログ

迦具華リオサ

「看護師って出会いが多そう」は大間違い。白衣を脱いだ私だって、恋がしたい。

「看護師なら、医者と出会えるやん」

何度、この言葉を聞いただろう。
でも現実は、そんなに甘くない。
病院は出会いの場所ではなく、今日を無事に終わらせるだけで精一杯の職場だ。

看護師だって、出逢いが欲しい

「いい人いないの?」

久しぶりに会った友人から聞かれて、私は笑ってごまかした。

「おらんねん。職場と家の往復やもん」

嘘ではない。

朝から勤務の日は、まだ街が完全に目を覚ます前に家を出る。
病棟に着けば、申し送り、点滴、処置、ナースコール。

患者さんの状態が変われば予定なんて一瞬で吹き飛ぶ。

昼休憩が夕方近くになる日もあるし、夜勤明けには恋愛どころか、

「お願いやから、誰も私に話しかけんといて」

と思いながら帰ることだってある。

そんな生活をしていると、恋愛はいつの間にか後回しになっていく。

「病院って出会い多そう」は幻想だった

看護師という仕事をしていると言うと、

「医者おるやん」
「患者さんから声かけられへんの?」
「医療関係者同士で付き合う人多そう」

なんて言われる。

確かに、出会おうと思えば人はいる。

でも、仕事中に見ている医師は「恋愛対象」より先に「仕事相手」だ。

忙しい時間に指示を確認したり、急変時に一緒に対応したり、患者さんについて相談したり。

そこで突然、

「この先生、素敵かも」

なんて少女漫画みたいなことばかり起こるわけではない。

むしろ、

「先生、指示まだです!」

と追いかけていることのほうが多かったりする。

患者さんとの関係だって同じだ。

看護師として接している以上、そこには当然、守らなければならない距離がある。

病院には人がたくさんいる。

でも、人がいることと、恋愛の出逢いがあることは違うのだ。

休日は「恋活」より「体力回復」

友人から、

「今度、合コン行かへん?」

と誘われたことがある。

予定表を見る。

その日は夜勤明けだった。

「行けるかもしれへん」

そう返事をしたものの、夜勤が終わった朝には、もう完全に気持ちが変わっていた。

顔は疲れている。

髪もまとまらない。

何より眠い。

この状態から帰宅して、お風呂に入って、寝て、起きて、化粧して知らない人と会話する。

想像しただけで疲れてしまった。

結局、

「ごめん、今日無理やわ」

と断った。

本当は行きたかった。

恋人だって欲しい。

誰かとご飯を食べたり、休みの日に出かけたり、

「今日も仕事お疲れさま」

なんて言ってもらいたい。

でも身体は正直だった。

人の恋愛相談には答えられるのに

病棟では、患者さんから恋愛や夫婦の話を聞くこともある。

「旦那が全然優しくなくてね」

「若い頃はモテたのよ」

そんな話を聞きながら、一緒に笑う。

後輩看護師から、

「彼氏と喧嘩したんです」

と相談されることもある。

そのたびに、

「ちゃんと話したほうがええで」

なんて偉そうなことを言っている。

ところが自分の恋愛になると、何も進んでいない。

休憩室でスマホを開けば、SNSには友達の結婚報告。

赤ちゃんが生まれました。

新婚旅行へ行きました。

彼氏と記念日です。

「おめでとう」と思う。

それは本心だ。

だけど同時に、胸の奥で小さな焦りが生まれる。

私は毎日、誰かのために働いている。

それなのに、自分の人生はちゃんと進んでいるのだろうか。

白衣を脱げば、ただの一人の人間

看護師は強いと思われることがある。

人の命に向き合っている。
夜勤もする。
血も見る。
急変にも対応する。

確かに、仕事中は強くならなければいけない。

でも白衣を脱げば、普通の人だ。

好きな人からLINEが来れば嬉しい。

返信が遅ければ、

「なんか変なこと言ったかな」

と何度も画面を見る。

デートの前には服に迷う。

好きと言われれば照れる。

失恋すれば泣く。

誰かに大切にされたいと思う。

看護師だから恋愛に強いわけではない。

むしろ仕事では人に頼られることが多いからこそ、プライベートでは誰かに甘えたいと思う人だっている。

出逢いがないなら、自分から少し動いてもいい

ある日、同僚が言った。

「私、マッチングアプリ始めてん」

少し意外だった。

その人は仕事ができて、いつも明るくて、男性にも困らなそうに見えていたからだ。

「職場と家の往復してても、誰も玄関まで王子様連れてきてくれへんしな」

そう言って笑った。

その言葉に妙に納得した。

出逢いがないことを恥ずかしがる必要なんてない。

看護師の勤務は不規則だ。

土日が休みとは限らないし、クリスマスもお正月も働くことがある。

普通の会社員とは生活リズムが合わないこともある。

だからこそ、

友人の紹介でもいい。
趣味の集まりでもいい。
マッチングアプリでもいい。
婚活でもいい。

自分に合う方法を選べばいいのだと思う。

看護師だからこそ、わかってほしいこともある

もし恋人ができたら、ひとつだけわかってほしい。

返信できない時間があること。

突然残業になること。

休日でも疲れて眠ってしまうこと。

勤務変更で予定が変わること。

そして時々、仕事のことで気持ちが沈む夜があること。

それを、

「俺より仕事が大事なん?」

ではなく、

「大変やったな」

と受け止めてくれる人だったら嬉しい。

看護師という仕事を理解してくれる人。

そして看護師としてではなく、

一人の人間として私を見てくれる人。

そんな人に出逢えたらいい。

看護師だって、恋していい

患者さんを優先して、

後輩を気にして、

医師や他職種との調整をして、

家に帰れば疲れて眠る。

そんな毎日の中で、恋愛が後回しになることは珍しくない。

でも、

「今さら恋愛なんて」

と思わなくてもいい。

20代でも、30代でも、40代でも、それ以上でも。

一度結婚していても、離婚していても。

ずっと独身でも。

恋をしたいと思ったときが、その人のタイミングだ。

誰かを好きになってもいい。

誰かに大切にされてもいい。

そして、

「看護師だって出逢いが欲しい」

そう思っていい。

毎日たくさんの人を支えているあなたにも、

白衣を脱いだあと、

「おかえり」

と言ってくれる人がいてもいいのだから。

 

占いのことならほしよみ堂大阪梅田店 大阪駅前第3ビル地下2階

 

迦具華リオサ

 

迦具華リオサ出演日

 

対面鑑定のご予約はこちらをタップ

 

迦具華リオサ占いコラム

  • 「ほしよみ堂」youtubeチャンネル
  • 占い師募集

占いのことなら|ほしよみ堂 > ブログ > 「看護師って出会いが多そう」は大間違い。白衣を脱いだ私だって、恋がしたい。