「海外で料理を学びたい。でも、今の店を辞めるのが怖い」――20代料理人が“行く時期”を占いに聞きたくなったとき
「海外で料理を学びたいんです。いつ行ったらいいですか?」
20代の料理人さんから、そんな相談を受けることがあります。
行きたい国もある。学びたい料理もある。
でも、今の職場を辞めて本当に大丈夫なのか。
帰ってきたときに仕事はあるのか。失敗したらどうするのか。
夢が大きくなるほど、不安も一緒に大きくなっていきます。
そして最後に、こう聞かれます。
「先生、僕はいつ海外へ行けばいいですか?」
若いうちに行ったほうがいい。でも「今すぐ行け」とは限らない
料理人にとって、
海外での経験は大きな財産になると思います。
現地の食材に触れる。
日本とは違う厨房で働く。
言葉が通じない中で指示を受ける。
文化も価値観も違う人たちと、一皿を完成させる。
これは料理の技術だけではありません。
人間としての幅そのものを広げてくれる経験です。
だから私は、海外へ料理修行に行きたいという20代の相談者には、
「行ける可能性があるなら、その夢は簡単に捨てないでほしい」
とお伝えします。
ただし、占い師だからといって、
「あなたは今年10月にフランスへ行きなさい」
と日付だけを決めるわけではありません。
大切なのは、運勢と現実の準備が重なる場所を探すことです。
「海外へ行く運」と「海外で伸びる運」は少し違う
占いでは、人生には動きやすい時期と、力を蓄えたほうがいい時期があると考えます。
四柱推命や西洋占星術、紫微斗数などを使えば、
「環境を変えやすい時期」
「新しい人脈が広がる時期」
「学びが身につきやすい時期」
「仕事で評価されやすい時期」
などを見ることができます。
海外へ行くことだけが目的なら、動ける時期を探せばいい。
でも料理修行なら、その先が大切です。
海外へ行って、何を持って帰ってくるのか。
ここまで考えたいのです。
ある料理人さんが言いました。「あと一年いたほうがいいですか?」
以前、20代の料理人さんと話していて印象に残った言葉があります。
「今の店でも、まだ学べることがあります。でも海外にも行きたい。あと一年ここにいたほうがいいんでしょうか」
こういう相談は、占い師として非常に興味深いです。
なぜなら、
「海外へ行くか、行かないか」
ではなく、
「いつ現在地を卒業するのか」
という相談だからです。
私はこういうとき、運勢だけではなく、現在の状況も聞きます。
包丁の技術はどこまで身についたのか。
今の店で任されている仕事は何か。
海外では何料理を学びたいのか。
語学はどの程度なのか。
資金はいくら必要なのか。
帰国後は店を持ちたいのか、それともホテルやレストランで働きたいのか。
話していくと、
「海外へ行きたい」
という漠然とした夢が、
「イタリアで地方料理を学びたい」
「フランスでソースを勉強したい」
「アジアのホテル厨房で働いてみたい」
という具体的な人生設計に変わっていきます。
ここまで来ると、占いが生きてきます。
占いは「行くかどうか」より「どう行くか」に使ってほしい
私は、占いで人生を決めてしまう必要はないと思っています。
むしろ、
自分の中にある答えを整理するために占いを使ってほしい。
「海外へ行きたい」という気持ちが何年も消えないのであれば、それはかなり大切なサインです。
ただ、
貯金がゼロ。
行く国も決まっていない。
語学も何も準備していない。
それなら、
「来月行きましょう」
ではなく、
「半年後を出発目標にして、今から準備しましょう」
という答えになることもあります。
逆に、
受け入れ先がある。
資金もある。
語学も勉強している。
ただ仕事を辞める勇気だけが出ない。
そんな人には、
「もう準備はできています。あとは決めるだけかもしれませんね」
と背中を押すこともあります。
20代の料理人だからこそ、失敗できる
料理の世界は厳しい。
海外へ行ったからといって、有名料理人になれる保証なんてありません。
思っていた店で働けないこともある。
言葉が通じなくて悔しい思いをすることもある。
数か月で帰国することになるかもしれない。
でも私は、それを全部「失敗」とは思いません。
20代で海外へ行って、
「自分には日本の厨房のほうが合っていた」
と気づくことだって、立派な答えです。
反対に、
「もっと世界を見たい」
と思うかもしれない。
人生は、行ってみないと分からないことがあります。
そして占いも同じです。
未来を固定するためではなく、
未来へ動く勇気をつくるために使うもの。
私はそう考えています。
「いつ行けばいいですか?」の答え
もしあなたが20代の料理人で、
「海外で料理を学びたい」
という気持ちをずっと持っているなら、一度その夢を本気で具体化してみてください。
どこの国へ行くのか。
何を学ぶのか。
何年間行くのか。
いくら必要なのか。
帰国後、どんな料理人になりたいのか。
そして最後に、
「いつ動くと、自分の運を活かしやすいのか」
を占ってみる。
この順番がいいと思います。
占い師があなたの人生を決めるのではありません。
厨房に立つのも、飛行機に乗るのも、包丁を握るのもあなたです。
ただ、人生にはときどき、
「今なら行ける」
という追い風が吹く瞬間があります。
その風を見つけるのが、占い師の仕事のひとつです。
海外へ行きたいという気持ちが消えないなら。
それはもしかすると、
「行くべきか」で悩む段階ではなく、「いつ行くか」を考える段階に来ているのかもしれません。
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